1. 素材のシール性
配管部品、真空機器、ねじ等では、その使用個所で液体や気体等の漏れを防止するため延性のある柔らかい金属のめっきが使用される。
また、ねじ等のゆるみ防止目的のためセルフロックナット等に銀、カドミウム(航空機、防衛関連部品等)めっきが行われている。
シール、かじり防止に使用されるめっきには、金、銀、銅、すず、鉛、はんだ、亜鉛、カドミウム等が挙げられる。(摺動性参照) 複合部品として非金属(ガラス、セラミックス、プラスチックス等)と金属の接合に、気密性と耐熱性を確保するためしばしばロウ付け、半田付けのために、ニッケル等の耐熱金属が非金属素材の上にめっきされる。
非金属上のめっきには乾式めっき(真空蒸着、スパッタリング等)の他、無電解めっき法によりニッケルめっき、銅めっき等が行われている。
城南電化情報委員会
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